過去問紹介!(105回 問2)

今回は第105回 薬剤師国家試験 問2の問題について紹介します。

必須問題ですが、とても難しい問題で薬学ゼミナールさんの正答率では11%となっています。

この問題、福岡大学の卒業試験の理論問題(15年:1回目実践① 問8 選択肢4)で、ほぼ同様の内容が出題されたことがあります。

メディカルエースの定量分析学でも、第105回対策で類似問題を紹介していますが、それでも問題の内容は難しいです。

問題文に記載されているように、アスピリンは逆滴定で定量します。

逆滴定とは、「過量(未反応)の標準液」「逆滴定用標準液」で滴定する方法です。

本問では、ファクターが必要な標準液が問われており、この場合はビュレットに入っている逆滴定用標準液のファクターが必要になります

アスピリンの定量には、標準液に水酸化ナトリウム液を用います。

つまり、過量の標準液=水酸化ナトリウム液となり、これに対する逆滴定用標準液を選択します。

選択肢を考えて選ぶならば、過量の標準液と逆滴定用標準液は「反応できる組み合わせ」となります。

この「反応できる組み合わせ」が1つのポイントです!

標準液の水酸化ナトリウムが「塩基」と分かれば、それと反応できるのは「酸」となりますので、選択肢1~5で該当するものを考えると選択肢5の0.25 mol/L 硫酸が適していると判断できます。

また、酸と塩基の反応を利用しているため、アスピリンの定量法は塩基滴定(中和滴定)で定量していることになります。

今回の問題で大切なことは、「(福大)卒業試験と同じ問題」ということです!

各大学により卒業試験にも傾向が異なりますが、卒試も国試も主に大学の先生方が作成されます

だからこそ、大学の先生の視点というのは、とても大切ですし、卒試で勉強したことが国試に活きることは多々あります!

卒試に向けての勉強がこれから本格的になりますが、その勉強が強みになります!

是非、卒業試験に向けても頑張ってください!