過去問紹介!(105回 問3)

NMRは、スペクトルに関する問題(理論問題)が毎年出題されています。

105回では、必須問題でも出題されました。

 

4年制のときは、NMRは「スペクトルさせ読めれば解ける」という問題が大半でした。

しかし、6年制ではスペクトルのみではなく、原理を問う問題も多くなりました。

実際に102回 問99でも、今回の類似問題が出題されています。

 

NMRは核スピン(I=1/2)を利用して測定します。

そのため、本問のような核スピンを有さない原子については測定することができません

 

簡易的な解説としては、「質量数」と「原子番号」が両方偶数であれば、核スピンを有しません。

 

そこで、選択肢2質量数12の炭素に注目します。

炭素原子は原子番号6のため、「質量数」と「原子番号」が共に偶数となります。

そのため、核スピンを有さず(I=0)となるため、NMRでは測定できません。

 

問3のポイントは、NMRの原理も把握しなければならないことです。

この問題は「測定できる原子」ではなくて、「測定できない原子」を問題として出題したことも興味深いです。

スペクトルの読み方も大切ですが、これからの国試に向けてNMRは「原理」も大切になりそうです。